幼き日の花火

 暗闇の中、鮮やかな炎が君の横顔を照らした。色とりどりの光の花に筑紫は顔をほころばせる。その視線に気づいた君がこちらを向いて照れたように笑った。
「何見てんだよ、龍星」
「君が綺麗だからだよ」
 揶揄するようにキメ顔で答えるとバーカと言って筑紫は耳を赤くした。

「俺さー、小せぇとき花火嫌いだったんよね」
 ベランダの手すりに体重を預けた筑紫が言う。
「なんでぇ? お前花火好きじゃんか」
「見た目は綺麗なんけど音がさ、こうドーンと心臓を押しつぶすみたいに響くじゃん? だから大きな花火が上がる度に耳塞いで見とったんよ」
「なにそれ可愛いな」
「でたげ龍星のショタコン発言」
「俺は紳士ですから」
 至って真面目な俺にケラケラ笑う筑紫の背中を軽く叩いた。同時に俺たちは噴き出してまたバーカ、バーカと笑う

「でも今こうしてさ、龍星と花火をこうやってのーんびり見れて、幸せだなって思うよ」
「音で怖がることもなくなったしな」
 煩い、と一蹴して筑紫は続けた。
「俺が小さい時と変わったことがあるってことはさ、これからも変わっていく可能性があるってことじゃんね? それでもさ、変わらずに龍星と居られたら……なんて思うよ」
 筑紫のまっすぐな瞳に打ちあがった花火の光が写る。
「きっと俺らは変わっていくんよ。でも、それでも俺は筑紫と居たいと思う」
「ふふ、なんか俺らポエミーだげ」
 柔らかく笑う筑紫の唇にそっと唇で触れる。
 誰もいない展望台のベランダで、俺たちは幼い愛を語り合う。
 大人になるのはもう少し先の話。



お読みいただきありがとうございました。
先日地元で花火大会があり大輪の花を眺めながら思ったことをお話にまとめてみました。
登場人物の台詞をあえて僕の地元の方言にしてみました。こんな学生たくさんいます。田舎臭さが出ていれば幸いです。
いつもたくさんの拍手ありがとうございます。よろしければ感想などお待ちしております。

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2014/07/30 (水)
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ふたりぼっち

 僕は泣いて家を出た。朝七時の通学路を逆に走り、すれ違う小学生の集団が不思議そうな顔で僕を見た。
 アパートの一階の呼び鈴を鳴らす。しばらくしてドアを開けたのは同じクラスのスズだった。
「よう、朝っぱらから酷い顔してんな」
「スズ……僕を抱いてよ」
 悪態をつくスズだったが、何も聞かずに僕を部屋に招き入れた。
 一人暮らしの男の部屋。衣服が散乱していてもなんとか生活はできそうなくらいには散らかっていて片付いている部屋。その壁際にあるベッドに僕は沈み込む。
 スズの匂いが染みついたシーツに、彼の体温。僕は涙を流した。

 声にならない声でスズの名を呼んだ。精液が枯れても彼を貪り続けた。
 頭の中にスズ以外いらない。僕を嗤ったクラスメートも、殴った父も、気持ち悪いと蔑んだ母も。全部、全部がスズになればいいと思った。

――――世界で、ふたりぼっちになれたらいいのに

 黄昏の甘い光が射すこのアパートの中が世界の全てで、溶けていく僕らだけが生きていればそれでいい。
「達也、俺は達也の味方だから」
 優しく微笑むスズが愛しくて、愛しさだけが心を占めてくれたらいいのに。
 そう思ったのにまた涙が流れる。

――――ふたりぼっちは寂しいよ

 外を駆ける子供たちの無邪気な声。夕焼け小焼けのメロディー。
 僕の帰る家はどこ?

「スズ、今日はサボらせちゃってごめん。帰らなきゃ」
「もう帰れそうか?」
「うん」

 僕が向き合わなきゃいけないのはもっと広く、残酷な世界だ。



お読みいただきありがとうございました。
今回も短いお話でした。いかがだったでしょう。
まさか「病んでる系男子が引きこもってヤリまくるBL」というアイディアメモからこんな話になるとは思っていませんでした。どうしてこうツラい話になるんでしょうかね。
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2014/07/10 (木)
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コメント返信 2件

コメントをいただきましたので返信させていただきます。

吉川蒼 さま

とても嬉しい言葉をありがとうございます。
幸せも苦しみもある物語の生臭さに憧れて書いております。
吉川さまのお心に響いたのならそれはとても嬉しいことです。
相互リンクの件も含め、今後ともよろしくお願いいたします。

ますみ さま

こちらこそ訪問ありがとうございます。
ますみさまのサイトを発見してから少しずつ読み進めております。
今後ともお付き合いのほどよろしくお願いします。

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2014/07/06 (日)
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性徴

 私は鏡を見て憂鬱になった。

 私は十三歳で、中学校に行くために真っ黒な詰襟を着る。お葬式みたいなそれはまだぶかぶかで、袖なんて余って私の手の殆どを隠してしまう。同じく真っ黒なスラックスは裾が折り返されてアイロンテープで留められている。
「おかーさーん。ニキビできちゃった」
 洗面台からそう呼ぶと、あまり触りすぎないでね、とだけ声が返ってきた。
 鏡に映る私の右頬の横に赤い膨らみ。指で押してみると少し硬くて痛い。小さいくせに目立ってしょうがない。つんつんつついてみたけれどそれだけで消えることは無い。諦めて学校指定のカバンを背負って家を出た。

 保健の授業で、第二次性徴というものを習ったのはつい最近のこと。
 大人になる過程で、私たちの肌は脂っぽくなってニキビができやすくなるらしい。そして女の子はおっぱいが大きくなって生理が始まる。男の子は声が低くなって精通というものが起こるらしい。

 私は授業中ずっと憂鬱だった。
 セイチョウなんてしたくない。

 私は歩きながら校則違反の携帯を取り出し、大好きなお兄さんに電話を掛ける。
「もしもしショウちゃん?」
「どうしたの、こんな朝に」
「ねえショウちゃん、私が『オトコノコ』になっても好きでいてくれる?」

 この電話の声がいつか低くなっても、私のこと好きでいてね。



お読みいただきありがとうございました。今回は500字程度の短いお話です。
思春期の体の変化に戸惑った経験はありませんか?そんなお話です。
よろしければ拍手をお願いします。いつもたくさんの拍手をありがとうございます。


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2014/07/06 (日)
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リンク追加と1000hit御礼

こんばんは、愛斗です。
本日、累計訪問者数が1000を超えました。とても速いペースで自分自身驚いております。
沢山の訪問ありがとうございます。
また、先程拍手を確認してきたところ、今日一日だけで18拍手もいただいていました。
全ての小説に拍手をくださった方がいるようでとても嬉しいです。本当にありがとうございます。
気が向いたときに更新するまったりブログですが、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、もう一つの話題ですが、リンクページに1件素敵なサイトさまを追加させていただきました。
吉川蒼の「blue rose」という小説ブログさまです。

blue roseさまは素敵なショートラブストーリーのブログさまです。
僕のお気に入りは「りんごと君と」です。
命の儚さ。運命の奇妙さ。それらに心動かされました。

何度も訪問してくださっており僕も何度かお邪魔させてもらっていたところ、blue roseさまのリンク集に当サイトが掲載されているところを発見し、相互リンクさせていただきました。
その際素敵なメッセージをいただいてとても感激しました。

人に伝える文章を書くことができたのなら、それが僕の幸せです。
本当にありがとうございました。どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします。
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2014/07/05 (土)
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弟がブラックコーヒーを飲んでいた話

 弟がブラックコーヒーを飲んでいた。

 昨晩のこと、女物の薄手のブラウスにミニスカート姿の弟が俺の住むアパートの部屋に押しかけてきた。ところどころ服は破れ、傷だらけのその姿に俺は事情を察して招き入れる。
「また公園に行ってたのか?」
「ん。兄ちゃん風呂貸して」
「……分かったよ。着替え出しとくから」
 脱衣所もない小さなアパートの廊下で弟は服を脱ぎ捨てる。背中やお腹にも痣が鮮やかに表れていた。
「病院は行かなくていいのか?」
「……平気」
 その言葉だけを残して小さなユニットバスに弟は姿を消した。

 俺の弟はときたま女装して夜の公園に行く。そこはいつもの公園ではなく、男性同士の出会いの場、性交渉する場となっていることを俺は弟から聞いた。
 兄として止めるべきなのかとも思う。しかし弟は言った。そこで運命の人に出会ったと。

「兄ちゃん、風呂ありがと」
 上がった弟の肌は上気して美しく、先程のメイクが落とされて素朴な少年の顔立ちになる。
「もう寝ていい? ベッド貸して」
「ひとつしかないんだけど」
「兄ちゃんも俺も細いから大丈夫。あと、俺兄ちゃんのことそういう目で見てないから」
「分かってるよ。じゃあ寝るか」
 シングルベッドで弟の小さな鼓動を背中に感じ、俺は眠りについた。


 そして朝。

「おはよう兄ちゃん」

 早起きしていた弟はダイニングテーブルについてマグの中身を啜っていた。
 おはようとだけ声をかけて俺もダイニングに座る。セットされたコーヒーメーカーからドリップしてから少し冷めたコーヒーをマグカップに移して一口啜った

「兄ちゃん。俺って生きてる意味あるのかな」
「どうしたよ、急に」
「俺さ、ゲイだし、女装してないと相手もされないし、親からも愛されてなくて、この先結婚も子供もできなくて。そんなの意味あるの?」
「そうだな……あの運命の人には会えたの?」
「振られたよ、昨日」
「そっか……」

 コーヒーの苦みが胸をジリジリ焼く。弟の傷ついた笑みが痛い。

「あれ、お前ブラック?」
「うん。大人になりたいんだ」



お読みいただきありがとうございました。
このお話は、最近一つ下の弟が知らない間にコーヒーを飲めるようになっていて感心したところからイメージを膨らませました。
僕にとってお酒が飲めるよりコーヒーが飲めることの方が大人になった感じがします。
あとがきが長くなりましたがここまでとします。
よろしければ拍手をおねがいします。とても励みになっています。
当小説がボイスドラマ化されました。(2015.06.30)
是非聴いてみてくださいね。
弟がブラックコーヒーを飲んでいた話→YouTube

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2014/07/05 (土)
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あなたの愛は偽れない

 梅雨の合間、湿り気を帯びた風が白い紙に包まれた花束を揺らした。白百合の花束は黒いリボンで結ばれ、どこか死の香りがする。俺はその花束を抱え、愛しい人の眠る墓前に立った。
「修仁、会いに来たよ」
 返事など勿論無い。分かっていても返事が欲しい。だからきっと俺は何度でも繰り返すだろう。


 俺と修仁は、学習塾の講師と生徒だった。当時大学生だった俺は時給の高さと勤務時間の短さに惹かれて塾講師のバイトを始めたばかりだった。そして、初めて担当したのが当時高校二年生の修仁だったのだ。
 修仁は物腰が柔らかく賢く可愛らしく、他の講師や生徒にも人気があった。授業態度は熱心で俺の予習じゃ間に合わないほどに知識を欲した。明るく可愛い彼に俺もいつしか惹かれていたのだ。

 ある日のこと、修仁に問われた。
「先生、先生ってボクのこと好きでしょ?」
 俺は言葉に困った。確かに生徒として好きだ。でも彼の目はそんなことを訊いていないのだ。
「なんでそんなこと分かるんだ?」
「分かるよ、だってボク先生のこと好きだもん」
 個人指導用のパーテーションで区切られただけの小さなスペースで、小さな小さな声で修仁は言った。耳を朱に染めて、震える声で。


 たったこれだけのことで生徒に手を出してしまった僕は先生に向いていなかったのかもしれない。大学生という恋に餓えた時期だからか、修仁のひたむきな可愛さからか。そんな理屈も考えはしたが、パーテーションの中、顔を寄せ合い過ごした時間が積み上げた淵にたまった恋の雫は、俺たちの関係を繋ぐのに十分だった。


 修仁が受験生となった年の夏、初めて一緒に海へ行った。地元の人しか知らないような小さな砂浜で、気が済むまで波音を耳に感じた。冷たい水に足を浸し、手を繋いで砂浜を歩き、ただ共に時を過ごした。
 夕暮れ時、空が鮮やかなオレンジに染まるころのこと。
「ねえ先生、今日先生の家に泊まってもいい?」
 この言葉が何を指すのかくらい俺にも分かった。
「ボクが生徒だから。高校生だから。そういうことはいいんだ。ボクは先生と……」
 俺は修仁のことを優しく抱きしめた。俺は何を思ってそうしたのかは分からない。きっと嬉しかったのだと思う。しかしそのとき修仁の髪からした潮の香りはよく覚えている。


 日の暮れたアパートの一室で、俺たちは人には言えないようなことをした。


 朝が来て、隣にある温もりが愛しくて、恥じらいを含んだ彼の笑みが嬉しくて。
「彰さん、おはようございます」
 いつしか名前で呼ぶようになった修仁が世界で一番尊いと思えた。
 守らなきゃいけない人はこの人だと心から誓った。


 修仁は見事、県内一の国立大学に入学し、俺は塾講師のバイトを辞めて一般企業に就職した。
 一人暮らしを始めた修仁に一緒に暮らさないかと提案したが、親の仕送りで生活しているうちはダメだと頑なに拒んだ。親に挨拶に行きたいと言うと修仁は驚いたような顔をして、そして困ったように言った。
「昔、ボクが彰さんと付き合い始めてすぐに親に話したんだ。同性の恋人がいるって。そしたらお母さんに酷いことたくさん言われたよ。気持ち悪いだの、そんな子に育てたつもりはないだの、生まなきゃよかっただの。そしてお父さんには殴られた。だからね、お父さんとお母さんには秘密だよ。ボクが大人になるまでは我慢」
 俺は絶句した。そんなそぶりは一度も見せたことがなかったから。この笑顔が痛々しくて。
「いままで一人で抱えさせてごめんな」
 俺は修仁を力の限り抱きしめた。
「これからは、これからも俺がいるから」
「ん……彰さん、好きだよ」


 そして今日と同じ梅雨の間の小さな青空の日、修仁は死んだ。

 その日は付き合い始めて三年の記念日で、俺のアパートで一緒に過ごす約束をしていた。しかし約束の時間になっても、夜になっても、朝日が昇っても、修仁がドアのチャイムを鳴らすことは無かった。メールの新着確認ボタンを押しても、何度電話をかけても、彼からの連絡は一切なかった。
 何かあったのだろうか。嫌な予感しかなかった。しかし探しに出て行き違いになるのもいけないと外に出る勇気が湧かなかった。もし外に出て無残な彼の姿があったらと思うと。
 用意した料理をぼんやり眺めて過ごし昼になって、俺の携帯が震えた。電話は修仁の妹からだった。
「中村先生でいらっしゃいますか?」
「そうですが……修仁くんに何か?」
「っ……お兄ちゃん、修仁兄ちゃんは昨日亡くなりました」
 嗚咽で震える彼女の声がこれは冗談ではないと訴えた。
「通夜はもう済ませました。これから区立のセレモニーホールで葬儀がありますので先生もお越しください。きっと兄も喜びます」
 それだけで電話は終わった。

 涙は出なかった。俺はクローゼットの奥に仕舞い込んでいた礼服に着替え、数珠と香典と携帯だけ持って家を出た。
 会場にはたくさんの人がいた。長い列に並び、お焼香をあげる。遺影の修仁はいつもと変わらぬ笑顔で、そこに生きていないことを僕に告げた。
 遺族席に泣き崩れる修仁の母と震える父、電話をくれた修仁の妹や祖父母とみられるご老人が座っていた。

――どうして俺は、あの席に座っていないのだろう。

 そんなことが頭をよぎった。

 ふらふらと歩き、ホールの駐車場で一人普段吸わない煙草を吸った。修仁は煙草を吸う俺を見て大人っぽくてかっこいいなんて言っていたっけな。
 そうだ、修仁は死んだんだ。
 実感などない。頭が動かない。メンソールの香りだけが脳に焼き付く。

「あの、彰さん」
 見ると、制服姿の修仁の妹だった。
「このたびはお悔やみ申し上げます」
「こちらこそ、来てくださって兄も喜んでいるとおもいます。それに……先生だって大切な人を失ったのでしょう?」
 彼女は泣き腫らした目で言った。
「俺と修仁のこと、ご存じだったんですね」
「はい、兄から聞いていました。両親は受け入れがたかったようですが」
「そうでしたか。それで、何故修仁は……」
「事故です。暴走した車が歩道に乗り上げて。兄は即死だったそうです」
 なんとも不合理で、理不尽な最期だった。
「そう……ですか」
 一筋の涙が頬を伝う。俺は、最愛の人を喪ったんだ。
「先生、どうぞ泣いてください。お兄ちゃんのためにも」
 俺は駐車場の端で、声を上げて泣いた。
 胸が嗚咽で痛み、耳は熱を持ち、全てを吐き出すかのように泣いた。

 修仁と家族になりたかった。共に生きていきたかった。でもそれはもう叶わないことだった。
 家族になって、共に歳を重ねて、葬式でどちらかがどちらかの喪主をしたかった。最期を見届けたかった。
「まだ……一緒に生きたかった」
 絞り出すような声が僕を引き裂いた。

 葬式はあっけなく終わった。
『先生と教え子』の関係である俺は骨を拾うこともなく、彼の家族に挨拶をするだけで終わってしまった。


 あれから一年が経ち、こうして墓前に立っている。
 この一年、彼とのたくさんの思い出と共に俺は生きた。
 貴方への愛に、この花の命を捧げよう。

「修仁、俺は生きるよ」



最後までお読みいただきありがとうございました。
2800文字と結構なボリュームになってしまいましたがいかがだったでしょうか。
結婚できない、恋人と公言できない者の悲しみというものが書いてみたかったのです。何か考えてくださると嬉しいです。
よろしければ拍手の方よろしくお願いします。

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2014/07/02 (水)
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