いただきもの

こんばんは、佐倉愛斗です。
1月ももう終わりですね。早いものです。
名古屋コミティア48の参加申し込みを先日済ませました。あとは参加案内書が届くのを待つばかりです。
いよいよ初イベント! 胸が躍ります!

さて、とある知人からイラストをいただきましたので紹介します。

CZ0PlxRUcAQEpPs.png

現在絶賛連載中の「vanilla」よりシャルです!
美しい。こんな子だったのね。美しいよ。
あまり外見を決めずに小説を書くことが多いので、描いていただけると嬉しくて嬉しくてたまりません。

描いてくださった方のご意向によりお名前は伏せさせていただきます。
本当にありがとうございました!
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2016/01/31 (日)
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140字SS 081~085

081 綱渡り

 僕は綱渡りをしている。どこまでもどこまでも続く一本の綱の上を歩く。足を踏み外せば奈落の底へと落ちてしまう。
 何度か落ちたことがあるが、するすると自由落下に身を任せるように人生の底に背中を打ち付けた。
 健康でいることが恐い。落ちる先があるのだから。




082 僕のうさぎ

 僕は彼の額を撫でた。
 長い耳が小さな背中について、柔らかな青い毛並みが肌にひんやりとする。
 彼は何も言わない。僕がどんなに涙と共に汚い言葉を吐き出しても、同情も反論も助言もせずに彼は撫でられ続けた。
 いつもは素っ気ないくせに、僕が弱ると甘えさせてくれるなんてずるいよ。




083 冬空

 雪が降る前の色のない空が好き。
 雲の切れ間から日が射すと露で濡れた草木が静かにキラキラ光って、冷たい風を受けて赤い実が揺れている。
 暖かな清潔な部屋から眺める冬空は羨ましいほどに美しい。




084 白→透明

 雪が溶けていくのを眺めていた。
 世界を塗りつぶしていた白が小さくなって、また少し、また少しと雪の固まりが透明に流れて跡を残さない。
 まだ春の遠い空は重い雲の隙を冷たい風が走り、濡れた草木を凍てつかせた。
 最後の雪の欠片を握りしめた。溶けて解けて、白が透明になる。さようなら、今日の冬よ。




085 神の涙

「天が泣いている」と呟いたら、隣にいた君が「神様も泣くんだね」と意外そうに答えた。
 人は創造主たる神に人間の感情を期待しすぎているのではないだろうか、と僕は気付く。
「神はいつ泣くんだろう」
「人間が悲しいときに泣いてくれるんだよ。心象描写じゃ定番じゃない?」
 人はいつだって勝手だ。







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2016/01/29 (金)
140字SS

vanilla 10

 二度目の朝がやってきた。今日は早く目が覚めた。眩しすぎるほどの木洩れ日にはまだ目が慣れない。全身に残る性の気だるさにシャルは満足していた。
 横で眠る飼い主の頭をシャルはそっと撫でる。整髪料の付いていない柔らかくこしのある黒髪が指の隙間を流れていく。人の生ぬるさに吐き気がしそうだとシャルは自嘲した。
「シャルくん……? おはよう」
 引田がシャルの手のひらに唇を寄せるとシャルはその右手を自ら口付けた。
 身体を重ねた者同士にしかない距離感、というものをシャルは知っていた。
 引田の胸板に頬を寄せると、引田はさも当然とばかりに背中に腕を回す。もし刃物を持っていたとしてもきっと彼は受け入れるだろう。
 あの使用人、萩野と引田もしているのだろうか。もしそうだとしてもシャルは引田との関係を「トクベツ」だと思っていた。「トクベツ」を勝ち取った。それだけ性はシャルの中心に在った。
 二人並んで寝室を出ると、ちょうど朝食の準備にやってきた萩野が玄関にいた。萩野は膝の力が抜けるのをこらえ、極力明るい声で朝の挨拶をする。一緒に住むと分かった時から覚悟をしていたことだったのに、いざ目の当たりにするとダムが決壊するように感情があふれて身が壊れてしまいそうだった。
「萩野さん、おはよう。こんなに早くから来ているんだね」
「おはようございます、シャルさま」
 嫉妬と悲しみで、これ以上言葉は続かなかった。
 黙っているとシャルは揚々と居間へ続く階段を昇って行ってしまう。一瞬の勝ち誇った笑みを、萩野は見逃さなかった。
 少し伸びた顎ひげをかいて、ばつの悪い顔で引田が萩野に挨拶をする。
「気持ち悪いと思ったかい?」
「いえ……驚きましたが、分かっていたことです」
 引田が言い残した「すまない」の一言が、萩野の胸に重く残った。

 引田が出勤すると、広い屋敷にはシャルと萩野の二人だけになった。
「萩野さん、何をやっているの?」
 これですか? と萩野がダイニングテーブルに広げた参考書とノートパソコンを見せる。
「大学の課題のレポートですよ。テキストを読んでレポートを書いて出すと単位が貰えるのです」
「タンイ、って何?」
「えっと、この勉強がちゃんと完了しましたという証です。その単位を百とちょっとあつめると大学の学位というものが貰えます。大学の勉強を修めましたという証ですよ」
 ふーん、とシャルはノートパソコンを覗き込んだ。ちらり、とシャルのシャツの胸元から肌に刻まれた赤い証が見えた。萩野は顔を背けて震える声で話を続ける。
「シャル様もやってみますか?」
「僕が勉強できるわけないよ」
 シャルは肩をすくめてみせた。萩野のパソコンに表示されていた書きかけのレポートが殆ど読むことができなかった。漢字やカタカナ語の意味が分からない。別にそれでもいいとシャルは諦めていた。
「旦那様はシャル様に勉強してほしいとおっしゃっていました。僕もサポートします。分からないところはどうぞ訊いてくださいませ」
「嫌だね。僕はセックスさえできればいい。雄豚を調教するしか能のない犬っころの僕は飼い主を悦ばせることしかできないんだよ」
 そう言い捨てるとシャルは階段を降りていってしまった。
 残された萩野は「僕は悦ばせることすらできない」と呟くと、無機質に光る画面に写る泣き顔を見て嗤った。



お読み頂きありがとうございます。
先日行ったキャラクター人気投票では使用人の萩野さんこと萩野絢介が1位でした。いつからそんな人気になったのかい君は。たくさんの投票ありがとうございました!
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2016/01/26 (火)
vanilla

青嵐吹くときに君は微笑む 小ネタ集 2015/12

2015.12.03

渚くんはふにゃぁってへにゃぁって柔らかく幸せそうに笑うんだよ!!!語彙力!!!

2015.12.18

渚「カラオケ行こー」
零「嫌です」
渚「感謝感激のC&Rしてくれるだけでいいから」
零「しません」
渚「カーニバルナイトパート2のC&R教えるから」
零「結構です」
渚「雫ちゃん呼んでもいいから」
零「嫌で――」
雫「お兄ちゃん渚先輩とジャニオケ行こ」

渚「smile again~ありがとう♪」
雫「あらし!」
渚「smile again~泣きながら♪」
雫「あらし!……お兄ちゃんも声出して!!!」
零「帰りたい」

雫「じゃあ次、ジャニストいってみよー!」
ズンドコパラダイスを入れる
雫「のんちゃんんんんんんん」
渚「はまちゃんんんんんんん」
零「うるさっΣ(・ω・ノ)ノPVくらい家で100万回くらい観ただろ……」
雫・渚「「あズン、あズン、あズンズンズンズン」」

うちの子で、というより、ジャニヲタの基本のカラオケになってる……ナギサくん落ち着けよ #うちの子でカラオケ大会



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2016/01/25 (月)
青嵐吹くときに君は微笑む

Webアンソロジー「arium」参加 コメント返信

こんばんは、佐倉愛斗です。
vanillaの連載が順調に進んでいて、とても楽しいです。
しかしこのペースでは名古屋コミティアに間に合わないとかなり焦っています。
サークルカットって何を書けばいいの……?というところから始まっていますが、なんとか製本までこぎつけたいと思います。


Webアンソロジー「arium」参加

桐原さくもさま主催のアンソロジー企画「arium」のWeb版に参加させていただきます。
締め切り間近なのにまだプロットすら出来上がっていなくてピンチです。この記事が公開されるころまでには出来上がっていると信じています。(現在01/18夜)

アンソロジーのテーマは「場所」
僕は常々「あなたにとって一番優しい場所でありたい」と思って恋愛をしています。
そんな優しいお話になればいいなと願っております。
一応案はあって、心臓病の少年との友情物語です。幻覚とか幻聴とか、そういう病的なものも含まれるかもしれません。
どこも優しくない……優しくなりたい。

公開は02/13(土)です。お楽しみに!

場所アンソロジー「arium
arium


コメント返信

12/26 野津征亨さま

雪が地に舞い降りるような静かなホラーを描いてみました。
尊さが伝わっていてとても嬉しいです。ありがとうございます。
昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

01/05 ももさとさま

初BLに拙作を選んでいただき光栄です。ありがとうございます。
それぞれの思惑が交錯する物語は初挑戦で難しくもあり楽しくもあります。
シャルは僕が幸せにします! 今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

01/13 一花咲夜さま

拙作を読んでいただきありがとうございます。シャルを愛してくださりとても嬉しいです。
『』の勿体ないお言葉、感激しました。作家冥利に尽きます。
是非Twitterでも仲良くしてくださいませ。よろしくお願いいたします。
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2016/01/24 (日)
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140字SS 076~080

076 微熱のバニラアイス

「生きてるかー?」
 玄関を開けると珍しく君がいた。
「たかが微熱だって言ったろ?」
 まぁまぁと部屋に上がり込む君。
「ほれ、お見舞いの品。溶けるから早く食えよ」
 なんで風邪っぴきにバニラアイスなんだよ。
「案外元気そうだな」
 君の手が僕を撫でる。
 君がカッコよく見えるのはきっと微熱のせい。




077 空の砂時計

 僕らには時間という概念がない。
 悲しませることも、裏切られることも、離れることもない。
 ガラスの中に砂がない。
 あなたへの愛を囁くことも、抱き締められることもない。
 ただ僕が君を愛し、あなたが僕を愛している。その事実だけが存在する。
 そんな世界をあなたは望むかい? 変化を恐れないで、あなた。




078 ヘキサゴン

 世界は美しい。
 甘ァい蜜を蓄えた蜂の巣。どこまでも連なる炭素。舞い落ちる雪。
 神が作ったこの世界は美しいものに満ちている。
 その美しさを発見した過去の人々の功績を僕は讃えたい。
 頬に熱いものを感じて、僕は六角形を考察する。
 今日は何を見つけられるだろうか。後世に何が残せるだろうか。




079 下手な嘘

「あたしたち、もう別れましょう?」
 瞳が揺らぐ君。あなたの首筋に嘘を見つけてしまったの。あたし、契約違反は許せないタイプなのよね。
「今までありがとう」
 上手に隠しても女の嗅覚は鋭いの。
 君はほんの少し明るい声で「俺も大好きだったよ、ありがとう」と喜ぶ。最後の嘘だけは下手なのね。




080 狂ったものさし

 おかしいな、もう年が暮れる。
 君と共にいる時間はとても短く感じるのに、会えない時間はこんなにも長く感じる。
 時のものさしは伸縮して狂って僕の都合に悪いように時間を測る。
 君と一緒の1年はあっという間だった。
 あとどれくらい一緒にいられると「感じる」かと考えると怖くてしょうがないよ。







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2016/01/22 (金)
140字SS

vanilla 09

「引田さんが変なことをしなきゃぶたないよ。でも今日は触れていいよ。身体のどこでも」
 それでも、キスだけはしないで、とシャルは付け足した。
「まだ私のことが怖いかい?」
「怖くてもセックスはできるよ。僕は娼夫。金を積まれれば誰とでも寝る」
「君が欲しいのは金ではなさそうだけれどね」
 シャルは黙って引田の胸に顔を埋める。手を腰に回すと引田はシャルをベッドへ引き倒した。鼻が触れ合う距離でお互いのいつもより速い呼吸を確かめあう。
「シャル君はどうされるのが好きかい?」
 シャルを抱きかかえて引田は耳を啄む。急く呼吸に鼻にかかった甘さが混ざった。
「気持ちよければなんでもいいよ。縛っても叩いても、おしっこを飲ませたっていい。骨を折られても構わない」
「へぇ……ショーとは違ってまるでマゾヒストみたいだね」
 引田は強く強くシャルを抱きしめると、首筋に唇で優しく触れた。身体の中の蝋燭に一本、また一本と炎を灯してゆく。
 シャルのバスローブをひらりと脱がすと赤く熟れた胸の尖りを引田は抓る。頭を抜ける甲高い声がシャルの口から漏れた。引田はしたり顔をするので、シャルは恥ずかしくなって枕を抱きしめた。
「実は恥ずかしがり屋なんだね、君は」
「引田さんがそうさせるだけだよ」
 引田の愛撫はこそばゆかった。優しく、慈しむように、薄氷をすくいあげるように、赤子を抱きしめるように。その暖かさがくすぐったくてしょうがなかった。
「引田さん、もっと痛くしてよ」
 引田はシャルを抱きかかえると胸の尖りを口に含む。コリコリと未発達の乳腺を歯で遊ぶと、シャルは甘い声を漏らしてもっととせがんだ。与えられる甘い切なさが中心に熱を持たせ、蜜をどろりと吐き出させた。
「はぁっ、気持ちいいっ……」
「それはよかった。男を抱くのは初めてで不安だったんだ」
「引田さん、女の人には慣れていそうね」
 汗で吸いつく肌と、甘美な声。違うのは主張する雄が互いの腹を圧迫することだけ。シャルの細い腰を抱きしめて、引田はシャルの首筋を啄んだ。細い血管が切れる快楽にシャルはうっとりと目を閉じた。
「引田さん、今度は僕の番だよ」
 シャルは引田の反り立つ中心にちゅっと音を立ててキスをする。余った皮を口先でつまんで、ぬらぬらと光る先を露にさせる。舌で包むように咥えると引田の口から甘い溜め息が漏れた。
 気を良くしたシャルはその食感とぬるい海水のような体液の味を楽しむように口と舌を動かした。時折引田の腰が揺れるのが楽しくてついつい強く吸いついてしまう。
「シャル君、上手なのが悔しいよ」
「当たり前でしょう? 僕はセックスするために生まれてきたんだから」
 その言葉に引田はシャルを抱きしめることしかできなかった。どうしたらこの少年の心を癒せるのか、引田は分からなくなってしまった。一抹の劣情を抱いてしまった自分に、そして性に流されようとしている自分に泣きだしてしまいそうで、引田は顔を見られまいとシャルの頭を胸に抱いた。
「引田さん、そんなに僕を大事にしなくたってセックスはできるよ?」
 シャルは引田を押し倒すと、彼の劣情をずるりと呑み込んだ。身体を震わせるシャルの美しさに、意識が揺らぐようで。
「最低だ」
 シャルに聞こえないように引田は呟き、自制心を捨てた。



お読み頂きありがとうございます。
各登場人物の思惑が徐々に露になってきました。とても楽しいです。
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2016/01/19 (火)
vanilla

蒼血のアフェクシオン 小ネタ集 2015/12

2015.12.02

ユング先生の人間の深層心理はすべてひとつに繋がっているという言葉は僕の創作に生きている
「蒼血」の「神域」がそれ

人間の深層、一番奥には「神域」と呼ばれるネットワークがある
それは現在過去未来全ての事象が定められており、四次元的に存在する
過去は一本化され、未来は枝葉のように広がっている
魔法使いはその神域に触れることで未来を予知したり現在を変えることができる


2015.12.03

佐倉愛斗さんは「うちの子で夜型な子」ベスト3を紹介しましょう。
https://shindanmaker.com/539403
1)シャル(vanilla)
2)加賀睦樹(蒼血)
3)北原誠司(vanilla)



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2016/01/18 (月)
蒼血のアフェクシオン

140字SS 071~075

071 子供じゃないもん

「ところで僕は君が好き!」
 突拍子もなく彼が言うものだから飲んでいたカフェオレが気管に入ってむせてしまった。
 目をキラキラさせる幼い彼の思いが恋なのか友愛なのかは分からないけれど、ありがとうと頭を撫でた。
 彼はちょっと拗ねて、僕だって男なのに……と呟いた。可愛いなぁもう。




072 腹痛

 お腹が痛い。何か悪いものでも食べただろうか。
 君への鬱憤を飲み込み続けて、皮肉を込めた愛の言葉を噛み砕いて。嫌なものばかりが腹にたまる。
 嫌われたくないとつぐんだ口を開いてしまいたい。
 ああ、お腹が痛い。吐き出したら君はきっといなくなるだろう。苦痛に歪む顔を見た君の優しい顔が恨めしい。




073 やさしさ

「どうして泣くの?」
「貴方が泣かないから代わりに泣いてるんでしょうがっ……」
 貴方は困った笑顔で泣きじゃくる俺の背中をさする。
「僕は悲しくないよ。そりゃ先輩のこと好きだったけど、先輩の奥さんも産まれてくる子どものことも好きなんだ」
 どうしてそんなに貴方は優しいの?




074 掌にキス

 あなたの掌越しのキス
 まだ許してくれないのね
 世界が許してくれなくてもあなたが許してくれたらそれだけでいいの
 一緒に罪の淵に落ちましょうよ
 ねぇ、だめなの?




075 味噌汁

 おばあちゃんの味噌汁は甘くて優しい味がする。
 とろけるほど煮込まれた玉ねぎと淡い白味噌の香り。心臓が悪かったおじいちゃんのために減塩料理を一生懸命勉強したと言う。
 味が薄いけど、とおばあちゃんは言うけれど、おじいちゃんへの愛の味がいっぱい溶けているよ。







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2016/01/15 (金)
140字SS

vanilla 08

「ななな、なんてこと訊くのですか」
 食器を洗いながら俯いて萩野は訊く。
「だって反応がいちいち童貞っぽい。しかも男の脚を見て恥じらうなんてね。なんなら僕が卒業させてあげようか?」
 シャルは立ち上がって萩野の腿を人差し指でなぞる。萩野は身体をぞわりと震わせて耳まで真っ赤にしていた。
「萩野さん、反応いいね。もしかしてゲイだったりする?」
「やぁっ、やめてください。旦那様に知られたら僕クビになります」
「じゃあ知られなきゃ僕のこと抱きたいんだ」
 シャルは赤く熱を持った萩野の耳に歯を立てた。後ろから抱きしめエプロンの隙間から萩野の中心に手を伸ばすと微かだが芯を持って存在を主張している。
「やだぁ、やめてくださいシャル様。僕は、僕は」
「ねぇ、こんなにも時間があって暇を持て余しているんだよ? セックス以外何をすればいいの?」
「シャル様とこんなことをしていると知られたら本当にクビになってしまいます。どうかやめてください」
「こんなにパンツをドロドロにしておいてよく言うよ、萩野さん。本当は男に抱かれたかった?」
 萩野はその言葉に泣きだしてしまった。大粒の熱い涙がシンクの食器たちにぼたりと落ちる。
「ふーん。萩野さんも変態だったんだね。好きな人がいるんでしょ?」
「言えません。シャル様だけには言えません」
 濡れた手で萩野は涙を拭った。萩野には想い人がいた。でもそれはもう叶うことは無い。シャルがいるから叶わない。この想いを誰にも悟られるわけにはいかなかった。
「さぁ、もうすぐ片付け終わるのでちゃんとお召し物を着てください。買い物へ行くよう言われております」
 萩野の想いは酷く虚しいものだった。

 シャルは初めてデパートというものに足を踏み入れた。世界のことを知らなくても分かるほど清潔で高級な香り。黒いポロシャツと白いパンツを着たシャルは高級なブランド店が並ぶデパートでも霞まない美しさを放っていた。
「萩野さん、服と下着と靴は買えたけど、他にまだ買い物するの?」
「あとは好きな本ですね。シャル様はどんな本をお読みになりますか?」
「本? そんなの読んだことないよ。学校も行ったことないし、新聞も読んだことない」
 萩野は少しの沈黙ののち、では今日はやめておきましょう、とシャルを駐車場へ案内した。
 車へ乗り込むと、萩野はぽつりと語り始めた。
「わたくし事ですが、僕は小学校、中学校へ行っていません。今はこうして旦那様のお世話をさせてもらっていますが、旦那様のはからいで高卒認定を取得して今は通信制大学で学ばせていただいています。旦那様は本当に心優しいお方です。何もできなかった僕を大切に育ててくださいました」
 シャルは黙って聞いていた。引田が拾ったのは僕だけではなかったのだ。引田は「愛している」と囁くが、それはきっとこの家政夫も一緒なのだろう。トクベツだと思い上がっていた自分に腹を立てていた。ただセックスが好きな僕はきっと飽きたら捨てられる。料理も洗濯も車の運転もシャルにはできない。愛されることが怖かった。愛なんていらない。昨晩引田の頬を叩いた手の痛みをじんわりと思いだしていた。

 シャルは夕食を終えて自室のテレビをぼんやりと見ていた。男二人が漫才をしているのだが何が楽しいのか分からなかった。ただ大きな声をだして時折頭を叩く。SMショーより品がなくて陳腐だった。
 玄関の開く音にシャルはホールに足を向けた。
「おや、シャル君。出迎えとは嬉しいね」
 引田の疲れ切った表情がほんの少し緩む。シャルの頭をくしゃりと撫でると引田は二階へと昇って行ってしまった。
 寂しい。
 誰でもいいのかもしれない。けれどシャルは誰かのトクベツでありたいと願っていた。以前の北原のように、いつでも傍に居てくれる人が欲しかった。愛がなくても寂しさを埋められるのなら……シャルの心に棘が覆い心臓を突き刺すかのようだった。

「引田さん、一緒に寝ていい?」
 寝間着姿で寝室に降りてきた引田をシャルは静かな声で抱きしめた。



お読み頂きありがとうございます。
書きながらキャラが育つということってありますよね。萩野くんがそうでした。
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2016/01/12 (火)
vanilla

一村くんは数学的天才ではない 小ネタ集 2015/12

2015.12.06

複素数の話をすると脳汁出ちゃうタイプのクソ理系なので大人しく一村くんと語り合うことにする
素数を複素数で積の形にしようぜイェア


2015.12.07

寝てる間に微積分の話題がッッッッ……力学と深い関係なんでっせ(萌)

「瞬間の速さは存在するか」という命題について塾のゼミで討論したことを思い出した
よい。


2015.12.11

マイナンバーを受け取った一村くん「素数ではない……完全数でもない……フィボナッチでもなく平方数か? いや、階乗数だ!!!!!」
春子「顔赤いよ、一村くん」


2015.12.16

小学生に算数を教えるのって難しかったなぁ
なんで1+1は2なの?という至極当たり前なものを疑問に感じるからね
1+1は2と「定義」したのが数学だよ
「定義」の「定義」の説明をゆっくりしっかりするのって本当に大変だったけど楽しかった
1+1=2と定義するのって一村くんが数学好きと定義するのと同じ
どちらもフィクションで、誰かが決めたこと
1という数、2という数、+という演算、一村くんという人物、数学が好きというキャラクター性……どれも誰かが決めた
ただ、数学のほうが長い歴史があって多くの人が知っているだけ
また、数学は「無矛盾性」が保たれているけれど、一村くんという人物は多くの矛盾を孕んでいる
そういう違いはあっても、どちらもフィクションであると僕は考える


2015.12.21

誰得すぎるビンゴが完成した……
>






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2016/01/11 (月)
一村くんは数学的天才ではない

140字SS 066~070

066 ハリウッド

 美しい俳優たちが集うきらびやかな世界。
 僕が憧れたのは10歳のときだった。
 演じることで人を感動させたいと願っていたのに、20歳になった今、僕は輝く世界の端で下積み生活をしている。
 悔しい。有名になりたい。そんな欲望に呑まれぬように僕は健気な心を演じている。
 カメラよ心までは撮さないで。




067 咲き誇る

 父が死んだ。
 その日はあっけなくやって来るもので、誰もが順番に経験するものだ。
 母は目を覚まさない父の頬に涙を落とすと、振り返って私に見たことのないほどかなしく微笑んだ。
 棺桶に飾られたどの花より美しく咲き誇る母の笑顔。
 父が君のお母さんに一目惚れをしたんだと教えてくれた日を思い出した。




068 仕立屋

「私を偽るドレスを仕立てて欲しい」
 そうか細い声で依頼したのは、少女のように髪を伸ばした少年だった。
 偽るのならばその膨らまない胸に綿を詰めましょう。筋肉質な肩を隠す膨らんだ袖にしましょう。
 少年は少女の瞳をキラキラさせた。
 なりたいあなたに仕上げるのが、私たち仕立て屋の仕事ですから。




069 進撃のカエル

 人類はカエルによって滅ぼされた。
 筋肉の電気反応実験や精々食用、ほかは田畑でケロケロ鳴いていただけのはずのカエルにだ。
 カエルが人類に成り代わり世界を征服するようになり、ハエやコオロギの絶滅が嘆かれるようになるが、嘆く人類はもういない。
 無法地帯と化した地球環境の変遷は如何に。




070 人類覇者は愛をこう

 人類覇者は愛をこう。
 彼は幼馴染みに招待されて結婚式に参列した。小さな教会とみすぼらしいパーティー会場。彼にしてみれば粗末な式だった。
 それでも何故だろう、どれだけ金と権力を持っていても幸せそうな幼馴染みには敵わない。どうしたらそんなに笑えるのだろう。
 愛する人はどうしたら買えますか。







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2016/01/08 (金)
140字SS

vanilla 07

 シャルが目を覚ますと、広いベッドの隣には誰もいなかった。
 昨日のことが夢ならいいのにと周りを見渡してもそこは北原と暮らした雑多なアパートではなく、高級そうな家具が整然と並んだ知らない一室だった。小鳥の囀りがひどく寂しく、清潔すぎる空気に呼吸するのも億劫になる。身体を起こすと、ベッドのサイドテーブルに着替えと思われる服が一式綺麗に畳まれて置いてあるのを見つけたが、シャルはその中から黒いポロシャツだけを身に付けた。
 誰もいない。この世界には誰も。黒いポロシャツの裾が真っ白な太ももを覆う。闇の中で生きていたシャルには眩しすぎるコントラストだ。メープルの明るい床に窓の外で揺れる木々の木洩れ日が反射する。酷く寂しい朝だった。
 シャルが二階のダイニングへ入ると、キッチンからカラメル色のきのこ頭が顔を出す。彼はおはようございます、と言いかけたが、シャルの姿を見て大げさなくらい顔を真っ赤にして目を背けた。
「何」とシャルがそっけなく問う。
「その、下は履かないのですか? 僕にはその、刺激が強いというか、シャル様の御脚を見たと旦那様に知られたら僕がこっぴどく怒られます」
 そばかすの目立つ頬を真っ赤にして目をきつく閉じている萩野のことが可笑しくて、シャルは萩野の前に立ち「萩野さん」とポロシャツの裾を指でつまんで持ち上げた。
「きゃっ! 見ていません! 僕は何も見ていませんよ!」
 慌てふためいて手で目を覆う萩野が非常に愉快で、シャルはけらけらと笑った。からかい甲斐のある人もいたものだとシャルは味をしめる。
「冗談だよ。萩野さん、ごはんは?」
「はい、準備できています。今、お出ししますね」
 広いダイニングテーブルの端にシャルが腰掛けると、萩野が手際よく皿を並べる。焼いた鮭の切り身に何かの菜の和え物、白米に味噌汁にお漬物。これだけの品数を一度に食べたことがなかったシャルは食べきれるのかと不安になるがとりあえず味噌汁に手を付ける。
「お口に合えばいいのですが」
 萩野はそう言ったが、可もなく不可もなく美味しい。インスタントのものとは違って具材のジャガイモと玉ねぎが柔らかく、甘くてしょっぱくない。
「引田さんはどこへ行ったの?」
 白米を口に運びながら、シャルの横に立つ萩野に尋ねた。
「旦那様は、今日は工場の視察と取引先との会食です」
「シサツ? 社長さんのお仕事?」
「はい、その通りでございます。昼食と夕食は僕たちだけで済ませるようにと仰せつかっています」
「ふーん。夜まで帰ってこないんだ」
 シャルは鮭の切り身を箸でぼそぼそとつつく。夜まで何をすればいいのか分からない。
「萩野さんのごはんは?」
「僕はもう朝食をいただきました。失礼ですが、もう十一時ですよ」
 まだ午前なのか、とシャルは溜め息を吐いた。夜の世界を生きてきたシャルにとって午前に起きることは少なかった。
「お昼は遅い時間にしましょうか。旦那様からシャル様の必要なものを買いに行くように承っております」
「必要なもの? 僕は何も要らないよ」
「着替えや靴、好きな本を選んでくるようにとのことです」
「ふーん」
 食べ終わったシャルは椅子の上で膝を抱いた。冷たい膝に頬を乗せて萩野が食器を片付けていくのを見る。
「萩野さんって童貞?」
 食器が流しに音を立てて落ちる。あまりの動揺にシャルはクスリと笑った。



お読み頂きありがとうございます。
書きながらキャラが育つということってありますよね。萩野くんがそうでした。
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2016/01/05 (火)
vanilla

vanilla 小ネタ集 2015/12

2015.12.02

与えられる人から与える人への成長
おっ、これはvanilla続編フラグ(書きません)


2015.12.03

佐倉愛斗さんは「うちの子で夜型な子」ベスト3を紹介しましょう。
https://shindanmaker.com/539403
1)シャル(vanilla)
2)加賀睦樹(蒼血)
3)北原誠司(vanilla)

Q.「vanilla」の北原さんとシャルは付き合っているんですか?
A.付き合っているかは当人同士の意識の問題なので分かりません。ただの同居人かもしれないし、セフレかもしれないし、名前のつかない愛があるかもしれません。


2015.12.06

どうやったらシャルが引田のことを嫌ってくれるか考えてる
……って打ってたら思い付いた
そうだよな、そうすれば嫌悪感丸出しにするよな
ありがとうTwitter

シャルの気持ちになってみたらボロボロ泣けてきたので本日も絶好調です
頑張れ僕の表現力

引田さんにそんなこと言われたら苦しいに決まってんじゃん……うわわ(´_`。)゙シャルよ幸せになって

「気安く触れないでくれる?」
――あんたみたいな立派な人に愛されるほど僕は素晴らしい人間じゃない。

シャルたんの自尊心の低さとプライドの高さ
あーよい。書く。書きたい。

君の名前を教えてくれないかい?
僕はシャル。夜蝶のシャルと呼ばれる踊り子さ。
そうじゃない。君の本当の名前を知りたいんだ。
嫌だね。あなたは僕を「シャル」としてしか知らないじゃない。

愛される喜びを知ったシャルのことを想ったらまた泣けてきたのでやはり絶好調だわ
いいものが書けそう


2015.12.07

シャルにベビードール着せたら超絶可愛かったので誰か僕の脳とプリンターを繋げてください……頑張って表現しようぜ

vanilla読んでて泣けてきたから今日はもうダメだ……画面が歪んで進まねぇ

シャルたんにゲロさせたい。なんだろう。精神的疲労でダウンすればいい。
R18なんだから好き勝手やろう

今思い付いた設定を全力で否定したいんだけど否定できる要素がなくて泣いてる
ねえ、それは苦しすぎるからさぁ……やめようよ……ありきたりかもしれないけど残酷すぎるからやめよう?ねえ?

北原さんのことを想って泣いてる
なんでこんなツラい小説書いてるのバカなのマゾなの

北原さん……あんたって人は……アアア(´;д;`)本編進めるから待っててね……必ず幸せにするからさぁ(´;д;`)ネタバレはしないようにするけどツラすぎるのでガンガン呟きます

超絶個人的北原さんショックでしばらく泣いたら落ち着いた
自分の小説で泣くって何事……

とりあえず伏線は張りまくったので後半回収します
シャルたんを痛め付けることだけに集中して前半頑張ります

僕の脳内ではすでにシャルが幸せそうに笑ってくれているので序盤を書いているとギャップに泣いてしまう
幸せになれよ……

シャルを売り渡した後の北原さんのことを想うとツラくて泣けてくるので今日も本文頑張る……北原さんも幸せになってほしい


2015.12.08

vanillaのストックが切れそうというか、もっと考えてから進めたい欲が出てしまってなかなか本編が進まないのよねん
読者に何を感じさせたいか明確な目的が出てこない


2015.12.09

よし、シャルたんを惚れさせる道筋がちょっとずつ見えてきた
超絶不健全

シャルに広い世界を見せてあげたい気がしなくもない
動物園とかつれていったら目をキラキラさせるんだろうなぁ……お兄さん泣いちゃう

誰だよシャルにこんな酷いことしたのは(ノД`)・゜・。ってしながら執筆してる
サディストにならないと進まないぞこれ

帰る場所もないのに「帰りたい」と願ってしまうのはなんと悲しいことか

引田がシャルに調教されてサディズム満開になったら絶対楽しい。いつの話だよそれ……

シャルにかける言葉が見つからなくて止まってる
そうか、多分引田さんも止まるよね

シャルの気持ちが言葉にならないのでもう言葉にするのをやめた
言葉にならないよこんな気持ち

vanillaがエロシーンに入って絶賛お兄さん元気です

シャルってエロいことさせるほど美しくなる子なので書いていて楽しい。愛を知らない少年の性は孤高で美しいよ


2015.12.13

どちゃくそえろいシーン書いてホクホクしてる……社長さんの野性よ目覚めろ

シャルの気持ちの変化がなんか微妙なので明日大幅に手直しするかも


2015.12.14

なんだかんだシャルは北原のこと好きだったんだろうなぁ
書いていてシャルがそう言ってくる

追い出されたシャルは失恋状態なのかな、とふと思う
その方が感情の動きが滑らかだ

シャルの年末年始ってどんなだろう
北原さん宅で紅白でも観てるのかな
初詣行ったことあるのかな
こたつはありそうだな


2015.12.16

どうしたらシャルが引田さんに惚れるか考えて、出てきた答えがセックスすれば?だったのでもう色々酷い。これは酷い。ねぇ、もうちょっと頑張ろうよ。


2015.12.17

あー。よいものが降りてきた。よい。
引田さんとシャルが少しずつ触れるようになる夜更け。
知っているかい?感情は行動に起因するんだよ。

シャルが「キスだけはしないで」と言っておそるおそる迫ってきたお兄さんどぎまぎしすぎて倒れる……引田さんファイト

引田さんって呼んでるけど心の中ではまこっちゃんって呼んでる
引田真琴社長だよ

引田さんの豪邸ってどんな感じかなーって想像するんだけど、ひたすら白くて明るいんだろうなって思う
床と家具はメープルでテイストは北欧のものかな
無印良品好きそう

愛が重すぎて泣くシーン好きなのでいつかシャルも引田さんにベタぼれすればいい

アッ……これ絶対北原さん泣いてるパターン

シャルが生きている世界はとても小さい
SMクラブとセックスと北原のアパートが世界のすべてだった
そこから引田が広い大きな世界へ連れ出す物語も少し含んでいたりする


2015.12.18

さて、シャルたんをいたb……可愛がる時間の始まりです

vanillaを読み返していて、シャルの当たり前の感情が抜け落ちていることに気がつく
引田への怒りだ
どうしよう
どこに書き足そう

シャルがこの怒りに気付くにはもう一つ気付かなきゃいけないものがあるな
もう少し話が進んでからでもよさそうだ


2015.12.24

今夜はプリンケーキを食べました。
固くて滑らかなプリンにとろける生クリーム。それらを纏ったやわらかなスポンジ生地。きっとシャルが喜んで食べそうですね。メリークリスマス。


2015.12.28

シャルが風邪引いたら引田さん仕事休むって言い出して全力でお手伝いの萩野さんが僕が面倒みますから仕事行ってくださいって止めるよね
北原さん?なんだかんだ寝かせて薬局で買った風邪薬飲ませるよね


2015.12.29

シャルにとってセックスは自分を汚すためのものだったのに、引田さんは浄化させようとするから嫌悪感MAXになるのよねん



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2016/01/04 (月)
vanilla