短歌 001~010

001 純白のドレスは見なくていいけれど乾いた白の骨は拾って

002 幸せのブーケは貴女に投げれども別れの花を棺桶に入れ

003 長雨の視線交わり頬熱くこれが恋とは知る由もなく

004 彼の手が私に触れて思い知る唇寄せて言葉は要らず

005 純白を夢見て君に恋すれど赤い嘘が潜む首筋

006 傘の中あなたの声が聞きたくてカバンの中に眠る嘘つき

007 とろとろとふやけた口から出た言葉熱を帯びるかただ戯言か

008 気付くとは傷つくことだ秘密とは秘密があるというのも秘密

009「愛してる」確かめるために口にするホントは先に君から聞きたい

010「僕なんて」自分を責めて悲しくて気持ちよくなるただの負け犬