短歌 011~020

011 五月雨の静かな部屋で交わりてあなたの嘘に乱れる私

012 霧の朝小鳥たちが相鳴きて私達の心を嗤う

013 背を向けて眠るつもりだったのに身体を包まれトゲが消えゆく

014 眠れぬ夜炭酸水で腹満たし抜けていくのは息か意識か

015 雨の日に君が僕から去ってゆく二度目だけれど慣れはしないな

016 好きなんて出会ったばかりじゃ分からないだけどなんだか好きになりそう

017 燃え上がる身を焼くような嫉妬でもフリクションなら消えてくれるか

018 頑張れと言う言葉ほど無責任なものはないけど応援されたい

019 好き勝手やってきていたつもりでも結局私はしばられている

020 濁っても混ぜれば澄むわアッサムに入れた砂糖が溶けるように